4級教えたがりおじさんについて思うこと

4級教えたがりおじさんとは、ハイエナのようにビジターや初心者を捕まえては、登り方を熱心にレクチャーしているおじさんことであり、各ジムに最低1人はいるといわれている妖精のこと。
ちなみに、僕のような心の汚い人間には見ることはできません。

周囲の常連はどう思っているのか

教えてもらった初心者はレクチャーのおかげで登れて嬉しいですし、おじさんも初心者の完登を自分のことのように喜び、非常にwin-win のような関係に思えますが、周りからは「あの人、またか」と冷ややかな目で見られている可能性があります。
僕も実際のところ「人に教える暇があったらもっと登ればいいのに」と思ったことがない訳ではないのですが、クライミングの楽しみ方は人それぞれなので、そういう楽しみ方もあるのかな、と中立の立場をとっています。

無理に教えないで

ただ黙々とひとつの課題に取り組んでいる人に対して、その人が望んでもいないのにレクチャーし始めるのはやりすぎだと思います。「この課題、難しいよね」や「いまのトライおしかったね」などと声をかけて様子を伺うなど、相手を見て「教えたがり」のターゲットにするかどうかの判断をすることが大切ですね。

また近縁種として、「変なオリジナル課題やらせたがりおじさん」もいます。
これらのオリジナル課題は限定が多すぎて、登っている人に「一体俺は何をやらされているんだろう?SASUKE?」という疑問と共に「クライミングとは何か」という問いを投げかけてくる非常に哲学的なものがあります。

最後に

僕のホームジムでは最近6級教えたがりおじさんが出始めたそうです。